リーナが覚醒し、守護神エルデナを焼き尽くしたその頃ウィン達は、 仲良くグリーンロードを歩いていた。 気が合ったのか話している内に3人はとても仲良くなっていた。 ウィン:なぁ、リック。 リック:ん?何だい? ウィン:お前が居てくれれば俺達も心強いんだが・・・。 リック:別にいいさ。出来るだけ人数は多い方が良い。 ザース:そうだよ!キラーベアのように凶暴化してるモンスターも居るかもしれないし! リック:だが何故だ?急に静かになったんだが。 ウィン:言われてみれば獣のうめき声が聞こえなくなったな。 ザース:うわぁ、ほんとだ。 ウィン:ならリーナも安心だな。 リック:そうだな。彼女は気が強そうだしな。 ザース:強すぎて困るときもあるんだけどなぁ・・・。 ウィン:でもあいつには「運が無い」という最大の弱点がある。 リック:運が無いか・・・。 ザース:あれ?リック。どうかしたの? リック:ちょっと友人を思い出してな。 ウィン:興味深い話だな。 リック:彼は非常に運が無い男だった。 ザース:・・・と、いうと? リック:例えば何も無い所で転んだ挙句、スピードがつきすぎて溝に落ちてしまった事がある。 ウィン:偶々なのでは無いのか? リック:それが1週間に1回は絶対あるという凶運の持ち主なんだ・・・。 ザース:えっ・・・。 リック:他にも掃除をしていたら箒が滑って自分の足に直撃したり・・・ ウィン:どんな掃除をしてるんだ!? リック:ちょっと後ろを見ただけで電信柱にぶつかったり・・・ ザース:相当注意力の無い人なんだろうな・・・。 リック:他には欠伸をした瞬間鳥の糞が落ちてきてそれが口の中に! ウィン:そこまで行ってしまうともう運が無いだけでは済まされないレベルだな・・・。 リック:こんなのが毎日のように続くんだ。 ザース:凄い人だなぁ。 ウィン:凄いと言うより・・・ヤバいぞ。 リック:2年に1回あるかないかのラッキーデーもあるがな。 ザース:何それ。 リック:何も起こらない日。 ウィン:2年に一度って・・・相当ヤバイぞ。 ザース:あ、グリンフィルドが見えてきたよ! ウィン:おぉ!!!あれが・・・グリンフィルド!!! 彼等が見たのは・・・ 緑が広がる草原と、森。 そしてその中に花が咲いている村。 果たしてウィン達は兄弟の情報を手に入れる事が出来るのであろうか・・・ グリンフィルドに着いたウィン達は、即座に宿屋へ行った。 そして夜・・・ ウィン:あぁ・・・疲れたぁ。 ザース:お金無くなるよ。 ウィン:俺がどれだけこの旅の為にお金を貯めていたか知ってるのか? ザース:300万円くらい。 ウィン:正解。 リック:300万円か・・・。ちょっと長旅には危うい金額だな・・・。 ウィン:えっ・・・そういうリックは幾らあるんだ? リック:4億円くらい通帳に入ってる。 ザース:よ・・・四億円!? リック:俺程腕がある奴だったら大会の優勝金で遊び暮らせるからな。 ウィン:羨ましいなぁ・・・。 リック:俺は剣技大会と総合大会に毎回出場して、大体70%くらい優勝したかな。 ザース:やっぱりライバルっているの? リック:ライバルだらけさ。 ウィン:へぇ・・・。 リック:この旅で更なる力を手に入れられるんだったら4億円なんて小さい小さい。 ザース:す・・・凄いなぁ・・・。 ウィン:プロだからな。 リック:そうだな。 ザース:優勝金は大きいからね。 リック:大丈夫さ。お前達も使っていいから。 ウィン:あ・・・ありがとな。 リック:如何致しまして。 ザース:太っ腹だなぁ。 リック:たった4億円なんて一年有れば普通に貯まるさ。 ウィン:もう夜だし、さっさと寝ないか? ザース:そうだね。お休みなさいッ! リック:ふぅ・・・。 ウィン:・・・リーナ・・・大丈夫か? 彼は彼女の事が心配だった。 自分が迷惑を掛けていることは知っていた。 迷子になってなければ良いが・・・。 次の日・・・ ウィン:じゃあ、まずは聞き込み調査だ。 リック:店の人とかにしか聞くなよ。 ウィン:え?何故だ? リック:大体一人一人に聞いてたら埒が明かないからな。 ウィン:そうだな。 ・・・・・・ ウィン:結局何も聞けなかったな。 ザース:そりゃそうでしょ。 ウィン:まぁ、もう一晩寝てから出発しようか。 リック:行き先は何処にする? ザース:地図オープン! ウィン:ん〜・・・メルファーに行くか? リック:メルファーか。 ザース:あ、ファブーはどう? ウィン:そうだな。貿易の中心部だしな。 リック:でも結局メルファーを通っていったほうが都合が良いんじゃないのか? ザース:あ、良く見ると黄金の谷を通っていかなきゃなんないんだよなぁ・・・。 ウィン:ゴールドローズはかさばりそうだしな。 リック:ちょっと回り道をして行った方が良いな。 ザース:で、古代の洞窟かハチノス高原どっちを通る? ウィン:どちらにしても危険そうだし距離は同じだし・・・ リック:じゃあ・・・古代の洞窟にするか。道も単調だし。 ウィン:そうだな。 9話に続く