リーナ:迷っちゃったな・・・どうしよう・・・。

彼女は一人考えていた。
そして、夜になった。

リーナ:寒くなってきたわ。何処か寝られる場所は無いのかな?

一人、彼女は黄金の谷を降りていった。


リーナ:き・・・綺麗・・・。

彼女の目の前には一輪のゴールドローズが咲いていた。
月の光で、さらに輝いて見える。

その美しさに、自分の目的を忘れそうになる。

リーナ:あの人盛りはこの薔薇のせいなのかな・・・。納得出来るわ。

リーナ:あ、そうだ。早く寝る場所を見つけないといけないんだった・・・。


彼女は谷の底を歩き回った。
だが一向に見つからない。

リーナ:完全に迷っちゃったなぁ・・・。

と、そこに一つの穴を見つけた。

リーナ:や・・・やった!

カツッ。カツッ。

リーナ:い・・・遺跡?

穴を潜った先には・・・
石の床が敷き詰められた遺跡があった。

リーナ:外へ出てもどうにもならないしちょっと周ってみよう・・・。

リーナ:この部屋は何かな?

彼女が見たもの・・・。
それはこの世の物とは思えないような物が浮いていた。

リーナ:水晶?・・・透き通ってて綺麗・・・。


クリスタルに・・・
近寄るな・・・。


リーナ:だ・・・誰なの!?


我は守護神「エルデナ」。
虚無と終焉の象徴。

リーナ:エルデナってあの神話の!?


これ以上クリスタルに近寄るならば
我が貴様を消す。
消えたくなければ・・・帰れ。


リーナ:守護神エルデナッ!!!出てきなさい!!!


・・・我に歯向かうとは・・・。
・・・後悔しても知らぬぞ!!!!!


辺りが白く染まった。
そして一変し、目の前が真っ暗になった。
うっすらと見える人影・・・

リーナ:な・・・何だったの!?

気が付いたら、元に戻っていた。


エルデナ:その程度で驚いていては我に勝てはしない。


リーナ:えっ・・・・・。


エルデナ:私が何処に居るのかすら判らない様では話にもならん。


リーナ:クッ・・・・・。


エルデナ:フン。大したことも無い。


リーナ:後ろかッ!


エルデナ:正解だ。クククッ。


目の前には自分を笑っている天使・・・
否、堕天使が居た。
灰色の羽と、凍った眼つき。
腕に刻まれた紋章がどす黒く光っている。

リーナ:これが・・・守護神?

エルデナ:ククッ。驚くのも無理は無い。だが、冥土の土産に教えてやる。


エルデナ:我々の神は、この世界を作り変えようとしている。


リーナ:な・・・何ですって?

エルデナ:フン。我が教えるのは此処までだ。消えてもらうぞ。【エルデナライト】!!!

リーナ:ま・・・眩しい・・・・!あ・・・熱い!!!!!


エルデナ:どうやら目は無事だったようだな。だがこれで終わりだ・・・【終焉の夜】


リーナ:く・・・クッ・・・・。

7話に続く




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