ウィン:おい、お前。3対1で勝てると思ってるのか? ???:貴様等如きにこの俺が敗れる訳が無い。 リック:判らない。兄さんの剣の実力は一流・・・否、それを超えている。 ザース:え・・・何だって!? ウィン:やはりな。あの眼つき・・・只者では無いな。 リック:判るか。 ???:掛かって来いやぁ!!! ザース:凄い迫力・・・。 ウィン:もう一度問う。お前の名は何と言う。 ???:貴様等如きに名乗る名は無いと言っているだろう。 ウィン:臆したか。 ???:・・・口は達者のようだな。良かろう。教えてやる。 ???:俺の名は・・・ディアだ。 ザース:ディア・・・へぇ。 リック:洗脳されても名前は覚えていたか。 ディア:名は教えた。さっさと掛かって来い!!! 何かおかしい。 何故自分から掛かってこないのか? ・・・まさかカウンター狙いか!!! ザース:判ったよ。後悔するな!!! ウィン:止めろ! ザース:えっ・・・ ウィン:・・・【ウィングライベルティズ】!!! ディア:グッ・・・。魔法攻撃か・・・。 ザース:今だッ!【風雲拳】! ディア:クッ! リック:隙有りッ!【瞬滅】!! ディア:グハッ・・・。 ウィン:口ほどにも無い・・・。 ディア:・・・・・【昇竜・流星剣】・・・ ウィン:ん?・・・ガハッ! ディア:【クリティカルブレード】 リック:【カウンタナイト】!!! リック:は・・・速い!!! ディア:【パラヌアタック】! ザース:えっ・・・! リック:クッ・・・流石・・・! それはたった1秒の出来事だった。 そう。彼の強さは剣技だけではない。 移動の速さでもあったのだ!!! リック:クッ・・・! リックも負けじと剣を振るった。 何度も刺されそうになるのを必死でかわした。 だがディアはリックに攻撃の隙を与えさせなかった。 ただ只管攻撃し、防御が崩れるのを待ったのだ。 ・・・・・・ カキィィィィン!カンキンキン!キキーカカッ! リーナ:な・・・ 剣がぶつかりあう音が何度も聞こえた。 それに速い。 リーナ:い・・・行ってみよう・・・。 リーナ:あっ・・・リックだ・・・。 リーナ:た・・・助けなきゃ! リーナ:ハァァァッ!!!炎よ!敵を焼き尽くせ!!!【烈火】!!! ディア:熱ッ!!!な・・・何だ!? ディアは不意打ちを喰らいよろめいた。 そして高温の炎がディアを燃やし尽くそうとしているのをリックはただ見ていた。 ディア:グ・・・グァッ・・・! 炎が止む寸前・・・ディアが動き出す瞬間に・・・ リック:止めだ!!!【流星剣】!!!!! わざと急所を外した一撃をディアに与えた。 リック:うぐっ・・・。 リックは急に体の彼方此方が痛くなったのを感じた。 良く見るとかすり傷がかなり付いていた。 そして腕が痛む。筋肉を使いすぎたようだ。もう動かない。動かすほどの体力も無い。 彼はその場に倒れこんだ。 リーナ:リックさん!ウィン!ザース!!! ウィンの体には深い切り傷が、 ザースの体にも深い切り傷が刻んであったのが見えた。 リーナ:ど・・・どうすれば・・・! 彼女は迷った。 自分ひとりでは何も出来なかった。 そしてディアの額に怪しげな模様が黒く光っているのが見えた。 ウィン:ぐ・・・・・・ リーナ:ウィン!気が付いた? ウィン:痛ッ!!! リーナ:大丈夫? ウィン:何とか行ける・・・。 リーナ:でもどうしよう・・・ ウィン:リーナ!お前は近くの町に行って宿屋に助けを求めてくれ!!! リーナ:判った!!! ・・・・・・ リーナ:ハァ・・・ハァ・・・ 彼女は走り続けた。 もう心臓が飛び出そうだ。 だがもうこれ以上他人を心配させたくないし、 一秒でも早く助けてあげたい。 途中で死んでしまったらどうしよう・・・。 そんな事・・・駄目ッ! ・・・・・・ そして、ファブーの宿屋に全員運ばれた。 丁寧な治療により全員回復した。 ウィン:で、こいつを捕らえてどうするんだ? リック:色々聞いてから全て消します。 ザース:へぇ・・・。 ディア:教える気等無い!!!早く殺せ!!! リック:・・・・・・ ウィン:大丈夫か? リック:これに記憶を入れて読める人を探してみましょうか・・・。 ザース:そんな事が出来るの!? リック:はい。行きますよ。 ・・・・・・ リック:さて、行きますか。メルファーへ。 ウィン:あぁ。 12話へ続く