ルナ:本当に行くの?ウィン。
ウィン:あぁ、行ってくる。
ルナ:ザースも気をつけてウィンをサポートするのよ。
ザース:わかったよ。母さん。
ウィン:じゃあ、全員揃えて帰ってくるからな。
ルナ:無理しないでね。
ウィン:あぁ。
ザース:はーい。

ガチャ・・・バタン。

その扉の音がしたその後、外の足音が聞こえた。
家の中は静かに空気の音だけが聞こえる。

彼女は悲しく泣いた。
涙が枯れそうな程泣いた。
彼女は一人が嫌いだった。
寂しさに恐怖を感じる。

ルナ:戻ってきて・・・ウィン・・・ザース・・・

そう願っていた。
戻ってこないと判っていても、恐怖のあまりにそれを願ってしまう。

警備員:国外パスポートをお出しください。
ウィン:あぁ・・・これだ。
警備員:宜しい。では此方へどうぞ。

ザース:凄いなぁ・・・ハイテクだよ!
ウィン:此処から色んな所へ行けるな。
ザース:じゃあ最初は何処に行く?
ウィン:とりあえずデリーヌ地方へ行こうと思う。
ザース:へぇ。何で?
ウィン:一番今の俺達に都合が良いからな。
ザース:え!?何で?
ウィン:若し兄弟が居なくても、何らかの情報は得られる筈だし、
    お土産にゴールドローズでも持って帰ろうかと思ってな。
ザース:へぇ。確かに都合が良いね。
ウィン:とりあえずデリーヌ地方に向かうぞ。
ザース:地図とか買った方が良いかな。
ウィン:あ、良いかもな。買ってきてくれ。
ザース:わかった。

・・・・・・

ウィン:割と都市は此処から近いな。
ザース:じゃあ早速レッツゴーだね!
ウィン:あぁ。
ザース:目的地はメルファー?
ウィン:否、一番近いグリンフィルドに行こうと思う。
ザース:空気が綺麗そうだなぁ・・・。
ウィン:確かに綺麗な所だな。
ザース:きっと誰かが居る筈だよ!
ウィン:そうか・・・?


一方都市ニルクィーウ内のエレクト家では・・・


ルナ:・・・・・・

ピンポーン。

ルナ:はい・・・どなたですか?
???:あ、小母さん・・・元気ないですね。
ルナ:あ、リーナちゃん。
リーナ:どうしたんですか?
ルナ:外は寒いでしょう。中に入って話しましょう。
リーナ:ありがとうございます。

ルナはウィン達が兄弟を探す旅に出て行ってしまい、
自分が一人になってしまったことを、とても気持ちを込めて話した。
その口調にリーナは驚いていた。

そして、リーナはウィン達を家に連れ戻し、ルナを安心させようと決心した。

リーナ:はぁ・・・そうなんですか。
ルナ:こんな感じかな。
リーナ:ありがとうございます。
ルナ:御免ね。
リーナ:いえ、結構です。
ルナ:あ、遅くなっちゃったわね。お母さんも心配してるでしょうし、家にお帰り。
リーナ:そうします。・・・では。

・・・ガチャッ。

ルナ:ウィン・・・ザース・・・。


リーナ:あの馬鹿ッ・・・。人の事も考えなさいよね!!!


2話へ続く。

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